ボクはこれまでに、犬を飼ったことが一度もありません。

猫ならあるんです。
中学ぐらいの頃に。

だから、イヌ派か?ネコ派かという問いの際には、
犬は飼ったことがないので「ネコ派」であると答えます。

でも、ホントのことを言うと
たぶんどっちでもないんです。

どっちも、普通に愛しています。

犬がいれば、腰をかがめ頭を撫でるし、
猫がいれば、指を突き出して、指先のにおいを嗅いでもらいます。

でも、例えばわざわざペットショップに足を運んで、
ひゃあ~~、かわいいぃぃ~~~。。。などと、
我を忘れてガラスの向こうの動物たちに夢中になってしまうような、
そこまでの愛着や興味は持ち合わせていません。




当然のことなんですが、
ペットショップに行けば、彼ら動物たちには価格が付いています。

この犬は何十万だ。
この鳥は何万だ。
この魚は何千円だが、水槽は何万円だ。

自分の中にある価値よりも、たいてい値段の方が上回ります。

動物って高いなぁ~という印象も、もちろんあるにはありますが、
でも考えてみたら、やっぱり少し高いぐらいの方が、
きっと大事に飼ってくれるような気もします。
やはり「命」だし、食べ物じゃないんだし、あまり安いのはどうかと。




ある日、高宮通りでこんな看板を見つけました。






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なんか、ショックでした。
値段がじゃないんです。
元々、相場も知らないし、たしかに激安な気はするけど。


看板の裏側のことです。








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うまかっちゃん…。


別に、いいんだけど、少しツラくなりました。

かわいい犬たちの値段を、ダンボールの裏に書くのかと。
しかも、うまかっちゃんかと。
からし高菜風味かと。

いや、待て。
かわいい犬たちを、なるべくお安く提供できるように、
余計なコストを省いた結果なのかもしれません。
だから、看板代をカットした。
経営が苦しく、自分の生活費も捻出できず、
でも地域のみなさんにかわいい子犬を飼ってほしい。
だから、できる限りのコストを減らして、できる限り値段を抑えた。

そう考えると、仕方がない事なのかもしれません。

ごめん。
ボクが言いすぎたよ。








その二週間ほど後のことです。
今度は違う場所に、こんな看板が出てました。







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また、オマエか。


値段は書かない方がいいと思ったのか、今度は明記されていません。
シバ犬ハーフとポメラニアンが売れたようで、
新たにダックス・プードル・シナウザが記されています。

しかも今度は、電柱にガムテ貼りされていることからも伝わって来ますが、
あきらかに前回より、看板のクオリティ自体がグンと下がってます。
表面ガタガタやないか。
よく見ると、丸いくぼみが無数に付いてます。
何のダンボールの裏なのか、だいたい推測がつきます。











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麦とホップ…。

やっぱり、ツラい。

もしボクが政治の世界にデビューすることがあれば、
ダンボールの裏面を使った生き物の売買を禁じる法案成立を
マニフェストに盛り込みます。